制汗剤は、脇の汗をおさえたい女性に向けて需要が大きくなっています。脇の汗はの匂いがキツイ人には夏は苦しい季節でしょう。汗取りパットなどを活用されている方も多いと思います。衣服に付かない程度の薬品で汗を抑え、汗のにおいを抑える制汗剤はこれからも日本では人気が続くと思います。
制汗剤は、スプレー、液体、クリーム、固形があります。固形の方が効き目が強いようですが、衣服に付く、残るという弊害もあります。先日は、ライオンから固形の制汗剤の特許をいかした技術が発表されました。まだ、これからも制汗剤の技術は伸びていくでしょう。

その有効成分を化学の視点から見ます。およそ4種類あります。制汗剤を選ぶ際にどれがいか、成分を知ることでヒントになると思います。化学の有効成分の違いから4種類をそれぞれご紹介します。
1) ミョウバン
2) 銀パウダー
3) 塩化ベンザルコニウム
4) クロルヒドロキシアルミニウム
です。

ライオン、ユニリーバ、ロート、花王、資生堂など医薬品メーカーがこぞって製品を出しています。その有効成分は上記4種類で分類できます。

1) ミョウバン
意外にもミョウバンはアルミとカリウムの結晶の一つで古くから食品添加物としても使われてきました。茄子の発色を良くするために漬物に入れることが多いです。そうした食品添加物としての安全性もあって制汗剤には健康的で安心なイメージを演出できます。アルミを含む結晶で水に溶けると酸性になります。酸アルカリの中和反応によって汗の匂いのアンモニアを中和できます。また雑菌の繁殖も抑えられます。さらに汗そのものを出にくくする作用・収れん効果があると言われます。いわゆる焼きミョウバンをお湯や水に溶かして脇に塗るだけでいいのです。効果よりも安全性や手作りの安価な制汗を重視したいひとにはぴったりです。

2)銀パウダー
銀には殺菌作用があります。銅にも殺菌作用があり、三角コーナーなどを銅で作るとぬめりがないのです。銅は強い殺菌力がある反面、毒々しいイメージもあります。そこで銀のパウダーを使った殺菌型の制汗剤です。銀粒子が体内に取り込まれる不安などを持つ方もいるとは思いますが、今のところそういう悪い結果の出る報告はないようです。銀という自然の鉱石のパワーを使っているので、薬剤に抵抗がある方でも比較的安心だと思います。

3)塩化ベンザルコニウム
食毒液にも使われる強い殺菌作用がある塩素系の薬剤です。病院での殺菌消毒などにも使われので、強力であることは間違いです。しかし、有機系薬剤で強すぎる殺菌作用をもつので肌に直接触れる脇につかうことに抵抗がある方もいます。陽イオン界面活性剤で逆性セッケンともいわれます。一般的なセッケンがナトリウムやカリウムといった陰イオン(ミネラル)を含むのに対して、陽イオン(窒素とベンゼン環を含む陽イオン分子群)を含んでいます。セッケンの仲間で消毒しているイメージでしょう。匂いの元、ジフテロイド菌を殺す殺菌作用はほかの皮膚を守るブドウ菌も殺してしまいます。使いすぎに注意が要ります。

4)クロルヒドロキシアルミニウム

クロルヒドロキシアルミニウムはミョウバンと同じくアルミニウムの化合物です。塩化アルミニウムの仲間でもあります。塩化アルミニウムは、汗の成分と結合して結晶化することで汗の匂いを抑える作用があります。また、汗の出る穴を小さくする働きがあるようです。塩化アルミニウムやクロルヒドロキシアルミニウムは古くから制汗剤として使われています。かぶれてしまう方もいます。濃度を下げて使うか、別の種類の制汗剤に変えるのをオススメします。

まとめ
アルミニウムは、金属の形で身の回りにあふれたのは最近ですが、結晶や化合物の形で昔から馴染んでいます。そんなアルミの力を中心に制汗剤を見てきました。アルミ以外に銀を使っていたり、有機系の逆性セッケンを使ったものもあります。それぞれ、特徴や肌との相性があります。パッケージやブランドだけでなく、成分にも気を付けて制汗剤を見てくださいね。

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